「インターテキスタイル上海」/エージェント活用し内販拡大めざす/日本館の出展者

2019年03月15日(Fri曜日) 午後5時32分

 【上海支局】14日まで開かれた服地と副資材の国際展示会「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス2019春」の「ジャパン・パビリオン」出展者の一部が、現地の日系エージェントを活用し、中国内販の拡大に取り組んでいる。

 エージェントを使っているのはエイガールズと柴屋、ジャパンブルー、辰巳織布、播の5社で、生地商の柴屋を除く4社は生地メーカー。

 柴屋は、野村貿易〈上海〉を通じた新規顧客の開拓を2018年に本格化した。日本製の備蓄品を武器に成果を上げており、18年売上高は前年を上回った。

 一方、播は17年7月、野村貿易〈上海〉を中国総代理店に選び、内販に乗り出した。日本製先染織物をバイオーダーで展開するが、地元顧客の小ロット・短納期のニーズに応えられないケースもあり、伸び悩んでいる。

 エイガールズは18年2月、糸商、弘伸(京都府長岡京市)の上海法人、弘伸〈上海〉商貿をエージェントに据えた。欧州高級ブランドに認められる高級丸編み地の良さを理解する顧客に絞り、取り組み型ビジネスを進めようとしている。

 ジャパンブルーは、興和〈上海〉貿易を通じ、日本製高級デニム地の備蓄品を内販している。中国では近年、アメカジテイストが受け入れられつつあり、販売が徐々に立ち上がっている。

 辰巳織布は日本の商社を通じ、日本製の綿の細番手高密度織物を内販してきたが、近年手応えをつかむケースが増えてきたことから約10年ぶりに同展に出展した。今後も複数の商社を通じ、内販拡大に挑戦していく。