メーカー別 繊維ニュース

特集 ボディー&レッグファッション(2)/市場を彩る素材群

2019年03月18日(Mon曜日) 午後4時9分

〈東洋紡STC/新たに消臭「@deo」〉

 東洋紡STCは遮熱機能が特徴のポリエステル短繊維「トライクール」、吸汗速乾「爽快コット」、消臭レーヨン「デオドラン・レーヨン」を春夏の戦略素材として打ち出している。いずれも糸売り、生地売りで販売する。

 20春夏では、消臭性能を大幅に引き上げたレーヨン「@deo(アットデオ)」を新たにラインアップ。レディースを中心にメンズ、キッズの肌着をカバーする戦略素材への育成を目指す。

 同社は産地ニッターにサイジングした経編み用のビーム「サイプス」を供給するビジネスを展開している。

 ライバル企業の撤退に伴い昨年来、引き合いが急増している。2018年度は「販売量を倍増させられる」との手応えを示しており、今後の用途拡大をにらみサイジングスペースの増強を検討し始めた。

〈帝人フロンティア/ナイロン「ウェーブロンNY」打ち出す〉

 帝人フロンティアはナイロンで新たに開発した「ウェーブロンNY」、接触冷感「クールセンサーEX」、“柿渋消臭糸”などを20春夏向けの戦略素材に位置付けている。

 ウェーブロンNYでは、ポリトリメチレン・テレフタレート(PTT)繊維「ソロテックス」と複合したベア天竺、100%使いのベア天竺などをラインアップ。綿やレーヨンとの複合素材の開発、秋冬タイツ向けの販売も検討している。

 クールセンサーEXは四つ山扁平(へんぺい)形状の糸断面を持たせたポリエチレン。キュプラや「テンセル」などとの交編素材を投入。ウイズとの連携で製品までを海外一貫生産し、日本に持ち帰る取り組みにも意欲を示している。

 “柿渋消臭糸”は東邦テキスタイルが開発した消臭・防虫レーヨンで、20春夏向けから帝人フロンティア、東邦テキスタイルがそれぞれ糸、生地による販売を始める。

〈旭化成/素材が持つ機能前面に〉

 旭化成のベンベルグ事業部は、キュプラ繊維「ベンベルグ」の機能を前面に打ち出して、インナーウエア分野はもちろん、レッグウエア分野も積極的に攻めていく。20春夏では「キュアベール」ナイロンタイプを新投入するほか、「ペアクール」の訴求も強める。

 キュアベールは、特殊セラミックスを練り込んだフルダルの「ベンベルグDF」とポリエステルを複合した素材。防透け性や遮熱性といった機能を持ち、新開発のナイロンタイプではそれらの機能に接触冷感性などを付加する。衣服内の湿気を制御する「キュアベールI.A」の提案も進める。

 ベンベルグとポリエステルを特殊混繊した複合糸のペアクールでは、ポリトリメチレン・テレフタレート(PTT)繊維「ソロテックス」を融合したタイプなどを展開する。