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東レ「リブモアCL」/クリーンルーム用保護服発売 防塵・低発塵性能を両立/FBRIとコラボ

2019年03月19日(Tue曜日) 午前11時6分

 東レは18日、再生医療のようなクリーンルームでの作業者をターゲットとする使い切り保護服の新商品「リブモアCL」を7月に発売すると発表した。神戸医療産業都市推進機構(FBRI)細胞療法研究開発センター(神戸市)の協力を仰ぎ、クリーンルームでの着用に対応する快適性を持たせた。

 サンリッチモードがアズワンの通販サイト、アクセルを通じて展開。初年度で2万セットの販売を計画する。価格は上衣が1030円、下衣が970円。

 細胞培養の現場ではちりやほこり、細菌の侵入を防ぐため、作業者は使い切りの不織布性無塵(じん)衣を着用する。主流を占める海外製のツナギタイプは片足立ちでの脱ぎ着を強いられ通気性に乏しいなど着心地がいまひとつという。

 東レは2017年11月からFBRIとの共同開発に着手。現場のニーズを反映させながら着用試験を繰り返し、これらを解消した。素材にポリプロピレン極細繊維による不織布「トレミクロン」を導入することで優れた防塵性能と低発塵性能とを両立するとともに、簡単に着用できる上下セパレート仕様とした。2件の特許を出願中。

 会見に同席した川真田伸同センター長によると、「(着心地が悪いので)われわれは実際に困っていた。しかし、こういう働く人のニーズにミートした商品は必ずや広がっていく。東レと取り組むことで業界をかさ上げするいいチャンスを頂いた」と述べた。

 東レは21日から23日まで神戸市で開かれる「第18回日本再生医療学会総会」に出展し販促活動を立ち上げる。将来は欧米を中心とする海外展開にも乗り出していく。