タイナムシリインターテックス/販売量は前期比10%増に/19年度も織機、染色機を更新

2019年03月25日(Mon曜日) 午前11時40分

 帝人グループのタイ織布・染色加工会社であるタイナムシリインターテックスは、2018年度(19年3月期)も堅調な生産・販売となった。販売量は計画を達成し、前期比10%増で推移している。山口尊志社長は19年度に関しても、「衣料用テキスタイル、カーシート地ともに、さらなる増販を狙う」と話す。

 衣料用テキスタイルは、スポーツ用途が堅調だった。18年は広幅のウオータージェット織機30台を増設し、旧式レピア織機も16台を最新エアジェット織機に更新するなど設備投資を実施。これによりストレッチ織物など高付加価値品の生産能力が高まった。ポリトリメチレン・テレフタレート(PTT)繊維「ソロテックス」など機能素材を活用した生地開発も成果を上げている。一方、中東民族衣装用織物は市況低迷で依然として低調だった。

 産業資材用途ではカーシート地が堅調。タイ国内での自動車販売台数が好調に推移していることで国内向けの受注が好調だった。ただ、衣料用途も産業資材用途もともにバーツ高の影響で販売数量の増加ほどに利益が伸びていないことが課題となる。

 19年度に関して山口社長は「さらなる販売量拡大を狙う」と話す。衣料用途はスポーツ素材でストレッチ品や機能素材の提案を強化する。メガブランドを中心に環境配慮型素材へのニーズが一段と高まっていることから、再生ポリエステル使いなど環境を切り口とした商品も拡充する。産業資材用途は引き続きカーシート地の拡販を計画する。

 このため引き続き積極的な設備投資を計画する。19年度も広幅の新鋭エアジェット織機16台を旧式レピア織機から更新する。液流染色機も2台を新型に更新する。「今後も設備は順次入れ替える」と話す。染色加工工程で使用する薬剤などのリサイクルの取り組みも強化する。