中国・塩城市の工場爆発/染料の値上げ圧力に/染料中間体を生産

2019年03月26日(Tue曜日) 午前11時39分

 【上海支局】中国・江蘇省塩城市で21日に爆発事故を起こした江蘇天嘉宜化工は、分散、反応染料の中間体であるベンゼンアミンの大手メーカー。地元メディアによると、染料メーカー最大手、浙江龍盛向けの中間体工場として2番目に大きな規模だった。染料の新たな値上げ圧力になることは必至とみられる。

 同社工場のベンゼンアミンの年産能力は1万トンで、中国全体の生産能力の1割以上のシェアを占めている。この事故の直後から、反応染料の一部(黄色)が値上がりを始めている。

 ベンゼンアミンのメーカーは、浙江龍盛が最大手で、年産能力5・5万トン。浙江龍盛と江蘇天嘉宜化工以外は、数千トンクラスという。

 地元当局は23日、この事故による死者が64人になったと発表した。家屋が倒壊するなど大きな被害を受けた500メートル圏内には、染料メーカーを含む16社の工場がある。