メーカー別 繊維ニュース

東レ・アムテックス/ピースカーペット減に対応へ/19年3月期は2期連続の増収増益

2019年04月04日(Thu曜日) 午前11時30分

 東レのカーペット製造子会社である東レ・アムテックス(大阪府富田林市)の2019年3月期は、2期連続の増収増益となりそうだ。主力のカーペット事業も増収増益での着地を見込む。

 カーマットは、オプションマットを軸に新車種向けが伸びて前期比微増収だった。人工芝はポリエチレンのミドルパイル使いが、公共施設や学校施設向けで下半期に伸びた。

 カーペット以外の建築資材では、高機能ナイロン短繊維「タフバインダー」を用いて外壁タイル張りモルタル層とコンクリート躯体面との界面で発生する剥落を防ぐ「ループボンド・タフバインダー工法」の採用が広がった。

 20年3月期は、ピースカーペットで大手家具・インテリア製造小売りとの取引が5月でなくなる影響が大きく減収を見込む。カーマット、人工芝、建築資材に注力して売り上げ減少を最小限にとどめ、増益を計画する。

 人工芝は、ナイロンのミドルパイルタイプを期初から投入するほか、手薄だったスポーツ分野を広げる。カーマットは、20年以降の新車種向けの開発に取り組んで中高級ゾーンの拡大を図る。自社の染色加工設備のウィンスを生かし、意匠性や機能性を高めた商材開発も進める。

 宮石和彦社長は「(インテリア製造小売り向け)ピースカーペットがなくなることはかなりのインパクトがある」としながらも、「アムテックス・リボーンをテーマにし、生まれ変わるくらいの気持ちで取り組む」と強調。工程のレベルアップ、新商品の企画強化、将来構想立案の“M3プロジェクト”を進める。