「パンテキスタイルフェア東京」/初日から活発な商談/高機能や環境配慮素材で

2019年04月04日(Thu曜日) 午前11時34分

 台湾の生地・素材を一堂に集積し発信する「パンテキスタイルフェア東京」(紡拓会主催)が3日、東京都港区のテピアで開幕した。約13年半ぶりの東京開催。開場と同時にアパレルメーカーや商社などが多数訪れ、活発な商談が展開されている。今日4日まで。

 毎年秋に開かれる「パンテキスタイルフェア大阪」も好評だが、2020年の東京五輪・パラリンピック開催を目前に控え、出展者の多くが得意とするスポーツ、アスレジャー用素材の商機拡大を目指し東京開催が実現した。

 昨年から日本向け輸出の拡大に取り組む達紡企業は、2月にドイツで開催されたスポーツ用品見本市「ISPO」で好評だった高機能編み地などを打ち出した。主力の婦人インナー用編み地をスポーツ用途に応用。滑りにくい面でスポーツ時の筋肉の安定も図れる。11台の丸編み機を駆使し60¥文字(G3-1007)の編み地も量産できる。

 優聚企業もハイゲージ、ハイテンションの編み地をヨガウエアなどスポーツ用途で訴求。肉厚のフリースなど一般アウター向けも多数そろえ、日本市場開拓を模索する。「品質や機能が重視され、無理な価格要求はほとんどない」と手応えをつかむ。

 スポーツ以外の面では、尚益染整加工がSEKマークを切り口に提案を強める。スポーツ用途で人気の撥水(はっすい)加工に次ぎ、制菌加工でもSEKマークを取得する予定で医療・介護施設向けユニフォーム用途にも進出する。

 環境配慮型素材の提案も各社活発。富勝紡織は台湾で最も早くペットボトル由来の再生ポリエステルを開発した強みを生かし、日本でも採用実績のあるエコバッグや収納用品、スポーツウエアなどに加え、一般衣料や家庭用品への拡大を目指す。