18年の中国繊維品輸出額/ベトナム、バングラデシュ2割増/米日EUも前年超える

2019年04月05日(Fri曜日) 午前11時41分

 【上海支局】中国紡織品進出口商会が、中国海関総署の貿易速報を基にまとめた紡織品と衣類を合わせた2018年中国繊維品輸出額は2771・66億ドルで、前年比3・2%増えた。伸び率は前年から2・4ポイント上昇した。国・地域別では、ベトナムとバングラデシュが、それぞれ2割強の大幅増となった。米中貿易摩擦の影響が懸念される米国は7・9%増の489・59億ドルで、伸びが加速。欧州連合(EU)と日本も前年を上回った。

 中国から縫製を中心に生産移管が進むASEAN地域は、10・0%増の382・37億ドルとなった。伸び率は17年(4・5%)から5・5ポイント上昇した。うちベトナムは21・1%増の159・23億ドルで、伸びが再び加速。17年は8・6%増だった。

 バングラデシュも20・8%増と急伸した。伸び率は、前年に比べ14・6ポイントも拡大した。

 米国は7・9%増。米中摩擦で鈍化も予想されたが、逆に伸び率が6・9ポイント加速した。

 日本は2・7%増で1・7ポイント上昇した。ASEAN地域から中国に縫製の一部が“回帰”したことを反映した。

 EUは1・5%増となり、14年以来4年ぶりに前年を超えた。うち、EU離脱問題に揺れる英国は26・6%減で、3年連続で前年割れ。下げ幅は前年から13・9ポイントも拡大した。