上海梅龍鎮伊勢丹/化粧品軸に特化型のMDへ/15年以来の大型改装計画

2019年04月09日(Tue曜日) 午前11時36分

 【上海支局】三越伊勢丹ホールディングスのグループ会社、上海梅龍鎮伊勢丹百貨は今年、大型改装に取り組む。化粧品を軸に、買い回りができる売り場に変える。美しくなりたい女性のニーズに特化したMDを展開していく。

 化粧品を中心に売り場の若返りを図った効果で、ここ数年は1980、90年代生まれの若年層の来店客が増えている。今年はその改革をさらに一歩進める。

 今年の改装は、メンズ売り場を改装した2015年以来の大きな規模になる。改装の中心は、18年に始めた2階の化粧品の自主運営フロア。「1階の化粧品売り場は物販だが、2階では物販とサービスを提供していく。日本のノウハウを生かし、体験型のフロアにする」と工藤卓巳総経理は話す。

 改装で目指すのは、化粧品を中心に美しくなりたい女性のニーズに応える売り場。化粧品を目的に来店した客が、レストランで食事を楽しんだり、スーパーで買い物をしたり、買い回りができるようにする。

 同社が特化型の売り場を目指す背景には、デジタルネーティブである若年層の来店客が増えたことで、従来以上にネット通販が競合になっていることがある。そのため、強みに特化することが求められている。

 情報発信にも力を入れていく。顧客をセグメント化し、それぞれが求めている情報を発信できる会員システムの構築を目指す。