ごえんぼう

2019年04月10日(Wed曜日)

 日本の労働生産性は1時間当たり47・5㌦(2017年)。先進7カ国の中で最下位である。米国は72㌦、揺れる英国でも53・5㌦という▼各国のデータの出所が異なるので、単純比較はできないにしても、日本の生産性が低いという指摘はよくある。その一方で、働き方改革として労働時間を短くしろと政府は動く。生産性が低い上に、労働時間が短くなったらどうなるのか▼勤務時間だけではない。30代は育児の時間、40代に入れば介護の時間も必要になってくる。少子高齢化が進むほどに、残業がしにくい環境になるのは必至。生産性を上げるのは、個人の問題にもつながってくる▼そこに登場してくるのがデジタル技術。作業効率を上げるためには製造面だけでなく、事務系でも必要になる。そうした投資ができるかは、企業の規模や体力にもよる。ここでも格差が生じそうだ。そんな議論をすべき国会にこそ、生産性が必要か。