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アツギ/QOL向上へ新ブランド/大学や医療機関と開発

2019年04月11日(Thu曜日) 午前11時23分

 アツギは、クオリティー・オブ・ライフ(QOL)向上を支援する新ブランド「アツギウェルネス」を立ち上げた。東レ・オペロンテックスのほか、大学や医療機関と共同で企画し、データに基づいた商品を打ち出す。膝サポーターと着圧ソックスの開発を終え、19秋冬から販売を始める。

 ウエルネスには「心身ともに健康で輝くような状態」という意味があり、1961年に米国の公衆衛生医、ハルバード・ダン博士によって提唱されたといわれている。同社は「健康を意識できる衣料の確立」を目指しており、それらの取り組みの中から今回のブランドが誕生した。

 「アツギウェルネス ひざサポーター」は、国立病院機構徳島病院(徳島県吉野川市)と共同開発。膝や膝頭(膝蓋骨)が外側に流れないようにするための工夫を施しているほか、内側広筋(後ろ側は内側腓腹筋)に圧を加え、曲げ伸ばしをサポートする。膝の構造を考え、右膝用と左膝用を用意する。

 東レ・オペロンテックスの「ライクラ」ファイバーを使用するほか、サポーターの内側にナノファイバーを用いてずれを軽減する。価格は4千円(片足)。変形性膝関節症患者は国内で1千万人、潜在的患者数(予備軍)は3千万人と推定されており、多くの人にソリューションを提供する。

 「アツギウェルネス 着圧ソックス」は、浜松医科大学(浜松市)と共同開発した段階着圧設計ハイソックス(ふくらはぎが14ヘクトパスカル、足首が21ヘクトパスカル)。ナイロンタイプと綿混タイプを用意し、いずれもつま先ありとオープントゥがそろう。価格は2500円。21~23センチ、22~24センチ、23~25センチの3サイズ。

 膝サポーターは40~60代の男女を、着圧ソックスは幅広い年代の女性を主要ターゲットにする。両アイテムともにドラッグストアや量販店、電子商取引(EC)サイトなどで展開する。