三景の中国事業/日本向け備蓄機能を再強化/今年は反転攻勢へ

2019年04月11日(Thu曜日) 午前11時36分

 【上海支局】三景が中国で、日本向けの副資材の備蓄機能を再強化している。背景には、中国で生産難度が高まっていることがある。今年は大手SPAと日本向けを拡大し、反転攻勢を図っていく。

 中国には、販売会社の上海三景貿易、副資材の生産管理や仕入れを行う上海三景服装輔料、商標資材工場の横浜絲帯〈太倉〉の3社がある。この3社が、日本本社の仕入れや生産、物流の部隊と連携しながら、日本のマーケット情報に合わせて中国で調達し、備蓄する体制を構築している。

 一方、環境規制の厳格化などにより、中国でのモノ作りの環境は年々厳しくなっている。

 そのため現在、備蓄する副資材の品番とカラーを厳選する半面、求められる商品をすぐに納品できる体制づくりに改めて取り組んでいる。「品番は多くないが、お客が求める商品が必ずあり、クイックに提供できるようにしたい」と、勝山淳・取締役海外第一部門長は話す。

 中国事業は18年、上半期は好調だったが、下半期から顧客が生産調整に入った影響を受け、ブレーキがかかっている。

 今年は大幅増収を計画する。備蓄機能や中国製の価格対応の裏地の拡販を軌道に乗せることで、実現する構えだ。