上海高島屋百貨/化粧品、リビングが堅調/18年売上高は前年並みに

2019年04月11日(Thu曜日) 午前11時37分

 【上海支局】上海高島屋百貨の2018年売上高は、前年に比べ1・2%増の約6億元だった。景気減速の影響が鮮明になっているが、化粧品やリビングは堅調が続いている。今年は先行きが不透明な中、これまでの攻めの運営から、やや慎重なかじ取りにシフトする。

 18年の売上高の伸び率は、17年(11%増)に比べ大きく縮小した。上半期は前年を上回ったが、下半期からは景気が減速し前年割れした。「消費マインドが下がっている。催事には人が集まるが、普段の財布のひもは固い」と小森智明総経理は話す。

 こうした中でも、化粧品とリビング、キッズウエアやおもちゃなどの子供関連、スーパーは堅調を維持している。「(ぜいたくを求める消費から)合理的な消費にシフトしている。内装などリビングにお金を使うようになってきた」(小森総経理)と指摘する。

 今年も化粧品やリビングをさらに充実させる半面、景気の急速な回復が見込めないことから、無理なテナント導入はせず、「アクセルを踏むタイミングを計っていく」。

 一方、商圏人口は今後、拡大していく見通し。今年半ばには、約8千~1万人が働くオフィスビルが開業する。来年には近隣で地下鉄15号線が新たに開通する予定。