台湾/ダウンの広越、ベトナムの生産能力を増強

2019年04月11日(Thu曜日) 午前11時39分

 ダウンジャケットの受託製造を主力事業とする広越企業は、3月27日に開いた業績説明会で、今年中にベトナムの工場3カ所で生産ラインを計30本増設する計画を明らかにした。大口顧客からの受注増などが理由。「工商時報」などが伝えた。

 広越はかねてより中国とベトナムにそれぞれ複数の主力となる加工工場を保有。さらに近年、他企業からルーマニアやヨルダンの工場を買収するなどして、現在は世界に449本の生産ラインを持ち、月産能力は110万着に上る。ただ、それでもスポーツブランドの米ナイキやアウトドアブランドのパタゴニアなど大口顧客からの受注が年末まで見通せる状態で、生産能力が追い付いていないという。

 加えて、欧州連合(EU)がベトナムに特恵関税制度(GSP)などの優遇措置を打ち出していることから、広越は「今後は主にベトナムで、生産能力を拡張していく」と述べた。

 広越の2018年通年の売上高は、前年比30・1%増の132億7800万台湾ドルで、過去最高を記録。今年に入ってからも、例年の閑散期に当たる1~2月の売上高は前年同期比118・1%増と順調に伸びており、19年の売上高は再び過去最高を更新する可能性が高いと言う。〔NNA〕