ベトナム/縫製品の海外受注が堅調/19年目標は10%増

2019年04月12日(Fri曜日) 午前11時40分

 ベトナムで今年、縫製品の受注が増加傾向にある。既に第2四半期(4~6月)や第3四半期(7~9月)まで十分な受注を抱えた企業も多いという。7日付「ダウトゥ電子版」が報じた。

 ベトナム縫製協会(VITAS)のレ・ティエン・チュオン副会長によると、2018年の縫製品の輸出額は前年比14%余り増の290億ドル近くに達した。19年第1四半期(1~3月)は前年同期比約11%増の57億5千万ドルに達し、各社の受注も8~10%増えている。

 国営ベトナム繊維・衣料グループ(ビナテックス)のカオ・ヒュー・ヒエウ社長によると、国内繊維企業は納期を守り、中規模以上の企業では取引先の要求への対応能力が向上している。大半の企業は社会的責任に関する「SA認証」や環境配慮型の製品であることを証明する「グリーンラベル認証」などを取得していると言う。

 19年の繊維製品の輸出額は前年比11%増の400億ドルを目標とし、うち縫製品は10%増の320億ドルを目指す。

〔NNA〕

〈19年履物輸出220億ドルへ〉

 ベトナム皮革・履物・かばん協会は、2019年の履物輸出額が前年比11%増の220億ドルに達するとの見通しを明らかにした。「サイゴンザイフォン電子版」がこのほど24日に伝えた。

 ディエップ・タイン・キエット副会長は、ベトナムは労働者のコストが比較的低いことを利点の一つとして挙げる。19年の最低賃金の平均上昇率は5%程度と、近隣諸国に比べて緩やかであることから、競争力を維持できるとしている。

 米国が中国とインドからの履物を税制優遇対象から外したことに加え、欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA、EVFTA)が年内に発効すれば、輸出成長率は15%を上回るとの見方を示している。

 一方で、素材は依然として輸入に依存しているため、素材価格の変動の影響を受ける可能性がある。履物産業に携わる地場企業は下請けの中小企業が多く、資金不足から最新の技術を導入できず、生産性は外資系企業の60~70%にとどまるという。

〔NNA〕