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三陽商会「サンヨーコート」/電動ヒーターで防寒対策もバッチリ/19秋冬は機能で独自路線

2019年04月15日(Mon曜日) 午後4時56分

 三陽商会は、紳士の「サンヨーコート」で、モバイルバッテリーを用いた電動ヒーター搭載コートを一部店舗で販売する。同コートをはじめ、19秋冬シーズンは特徴を際立たせたコートを拡充。国内生産の付加価値に加え、機能面でも独自性を訴求する。

 電動ヒーターのコートは、ステンカラー(8万9千円)とフード付き(9万9千円)の2型を用意。背中部分に配置した電動ヒーターで最高45℃まで温度が上がる。温度調節は専用アプリで行い、スマートフォンからも操作できる。

 羽毛や中わたとも違う吸湿発熱性素材「コマサーモ」(小松マテーレ)を採用。多くの吸湿発熱性素材はわた状であるのに対し、コマサーモは布であることから「デザインが容易で、今回は薄く軽量に仕上げた」(三陽商会の企画担当者)と説明する。

 水分を吸着し発熱するコマサーモを使用したことで、ヒーターを稼働させなくてもコートは温かい。しかし、「防寒対策という意味で電動ヒーターを搭載した。本当に寒いときにスイッチを入れてほしい」と言い、ハイブリッドな仕様で同アイテムを製作。ヒーターは連続で2~3時間稼働する。販売は9月中旬からを予定している。

 そのほかにも、国内の合鴨を使ったと言う京鴨ライトダウンコートや、同社の技術を結集した100年コートで新色のカーキベージュを投入。同社では「サンヨーコートの3月度は前年同月比18%増と好調。9月中旬から始まる防寒アイテムにも期待している」と話す。