メーカー別 繊維ニュース

イトキン/3ブランドがサステ対応/オーガニックや無染色を

2019年04月18日(Thu曜日) 午後4時26分

 イトキンの「クリスチャン・オジャール」「ジャンニ・ロ・ジュディチェ」「ジョルジュ・レッシュ」は19秋冬にサステイナビリティー(持続可能性)を打ち出す。オーガニックや無染色素材などエコ素材を使用するほか、6月から衣料品回収にも取り組む予定。

 クリスチャン・オジャールは消費増税前の9月後半から「持続可能な循環型ファッション」として、サステイナビリティーを訴求する。東亜紡織のオーガニックウール、オーガニックコットンを使用したインナーや羽織アイテムを提案。羊とカシミヤの交配によって内モンゴルで生まれたメンヤロンを原料に、無染色のニットコートも投入する。メンヤロンは細い繊度でクリンプが少なく、光沢感にも優れ、価格面でもカシミヤに比べ優位性がある。

 「商社の展示会はサステイナブル素材の提案があふれている。SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みとして、再生合繊素材と差別化できる無染色のメンヤロンの採用を決めた」と言う。同ブランドはフェイクファーや合成皮革のジャケット、パンツなども打ち出す。

 ジャンニ・ロ・ジュディチェはウール不織布「ラバラン」を中わたに使用した。ドイツのウール加工業、バウアーフリストッフェ社が生産。ウールにポリ乳酸を混ぜて特殊な加工技術で不織布にする。羊の臀部(でんぶ)を切り取らないノンミュールジングウールが原料。欧州では高級アパレルがスポーツウエアの中わたに採用している。

 ジョルジュ・レッシュを含めこの3ブランドは6月から衣料品回収でリサイクル活動も予定する。