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旭化成アドバンス スポーツ・ユニフォーム事業部/年率5~10%で拡大へ/アウトドアや白衣向け伸ばす

2019年05月07日(Tue曜日) 午後3時54分

 旭化成アドバンスのスポーツ・ユニフォーム事業部は、2019年度にスタートした中期3カ年計画を通じ、アウトドアや病院白衣向けなどを伸ばすとともにエコ素材によるブランド戦略を立ち上げ、「年率5~10%の販売増を目指す」(村山聖理事スポーツ・ユニフォーム事業部長)方針を掲げる。同部の販売量に占めるウエートはスポーツが80%、ユニフォームが20%となっており、中計を通じて両事業を伸ばす。

 同社は19年度下半期からエコ素材をひとくくりにした冠ブランドの導入を計画しており、「スポーツを先行させ、早ければ21春夏から販売を開始したい」と言う。スポーツでは、今後もアウトドアやゴルフなど得意とする領域での取り組みに重点を置く。海外調達するケミカルリサイクルによるナイロンで商品化した織物をアウトドア中心に打ち出す。

 工場内で発生した不使用糸を原料とする再生スパンデックス「ロイカEF」による商品開発を強化し、丸編み、経編みの販売を20年度にスタートさせる。

 スポーツ用ニットでは、摩耗耐久性を引き上げたポリエステル「アルティッシモ」で学生服用途へのアプローチに取り組み、20春夏からの販売を計画する。

 ユニフォームでは、病院白衣、介護白衣での取り組みを強化。縫製でミャンマーに構える協力工場とベトナムで生産する生地との一貫で展開する製品OEMにも力を入れる。

 新規アイテムとして、電動ファン付きウエアの中に着るインナーに注目。キュプラ繊維「ベンベルグ」やナイロンで涼感を向上させたインナー用の素材開発を進めており、テキスタイル、製品OEMでの20春夏向けの販売を立ち上げる。

 昨年、アパレルソーシング部を発足。ミャンマー駐在員事務所を支店に昇格させるとともに8人体制へと増強しており、これらを駆使して今後も製品OEMの拡大、高度化に取り組む。