蝶理〈香港〉/中・米向け生地がけん引/今年は製品拡大へ

2019年05月08日(Wed曜日) 午前11時30分

 【上海支局】蝶理〈香港〉は今年、欧米と香港地場顧客向けの製品OEMの拡大を目指す。そのためにASEAN地域の拠点や、東レグループとの連携を強めていく。昨年は、生地の中国内販と米国向けがけん引し、前年に比べ増収だった。

 生地の内販では、深セン拠点を活用しながら華南エリアの高級レディースブランドをターゲットに、日本製合繊織物を販売している。生地のもう一方の主力顧客である米国向けは、日本と中国製の合繊織物を取り扱い、ASEAN地域などの指定工場に輸出している。

 昨年から力を入れるのが、欧米、地場顧客に向けた製品提案。日本水準の生産管理などが評価され、「米国と地場の顧客向けのスーツやポロシャツのOEMで成果が出始めている」と橋本純総経理は話す。

 同社は昨年4月、香港の中心部からややはずれた茘枝角(ライチーコック)から、九龍・尖沙咀(チムサーチョイ)の一等地のオフィスビルに引っ越した。目的は、グループのASEAN地域を中心としたグローバル展開の司令塔の役割を担っていくことで、この一年バングラデシュ・ダッカの駐在員事務所や、東レ香港(THK)などの東レグループとの連携を強化してきた。

 今年は中国向けの生地販売を維持しながら、「欧米や地場向けの製品販売を増やしていく」(橋本総経理)と言う。そのために、連携強化に引き続き取り組みながら、人員の補充も図っていく。