中国・繊維アパレル企業の18年業績(2)/メンズ/おおむね堅調な業績

2019年05月09日(Thu曜日) 午前11時30分

 メンズ14社の2018年通年業績は9社が前年に比べ増収増益となり、おおむね堅調を維持した。もっとも、増収要因が非アパレル事業のケースもあり、アパレル事業の業績はまだら模様。これまで好業績を続けてきた勝ち組代表の海瀾之家股フンも、変調の影が色濃くなってきた。

 紳士服チェーン「海瀾之家(HLA)」を展開する海瀾之家股フンは、13年の上場以来6年連続の増収増益を維持した。ただ売上高、純利益ともに伸び率は1桁%台前半にとどまった。

 18年は、高級レディース「OVV」、メンズ「AEX」、ストリートブランド「黒鯨(HLA JEANS)」、ライフスタイルショップ「海瀾優選生活」の新ブランドの出店に重点を置いた。期末店舗数は17年末に比べ881店純増の6673店。ブランド別では、海瀾之家5097店、レディース「愛居兎」1281店、その他295店。海外展開も進め、期末の海外店舗数は27店になった。

 一方、期末在庫額が94億7364万元となり、11・6%も増えた。主にOVV、AEX、海瀾優選生活の在庫が拡大した。

 雅戈爾は、売上高が96億3548万元で2・1%減った一方、純利益は36億7693万元で12倍強に。大幅増益は、前年に中信股フンの株式の減損処理による特別損失を計上したことによる。減収原因は、不動産事業の不振。

 繊維アパレル事業は、売上高が56億4353万元で13・6%増、純利益は9・3%多い8億2982万元だった。

 報喜鳥は純利益が約2倍の5184万元に増えた。しかし、政府助成金(5248万元)などの特別損益を除いた利益は1685万元の赤字に転落した。

 紅豆は7割弱の減益。大幅減益は17年5月に不動産事業の子会社の売却益が発生した反動によるもので、売却益の影響を除いた利益は15・1%増えた。

 希努爾は売上高が122・0%、純利益が120・1%それぞれ増えた。大幅増収増益に貢献したのは、18年から急拡大した旅行・レジャー事業。事業別の期末売り上げ比率は、旅行・レジャーが57・1%、アパレルが40・4%、その他が2・5%となった。(上海支局)