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宇仁繊維/「オリジン」で原点回帰/独自性も追求して

2019年05月14日(Tue曜日) 午後4時17分

 宇仁繊維は20春夏シーズンの服地提案テーマを「オリジン」と定め、「原点に立ち返ること」「オリジナル性を追求すること」を重視する。

 4月で創業20周年という節目を迎えたこともあり、改めて「原点」を意識する。原点とは強みとする多品種、小ロット、短納期という機能を指し、この機能を磨き、訴求することで顧客満足と拡販につなげる。

 サンプル帳も刷新した。コンパクトサイズにした上で、「原点」を意識して過去の売れ筋を分かりやすくまとめた。

 オリジンというテーマにはオリジナル性という意味も込める。同社は近年、「着たい服(生地)を作る」を標語に欧州などの服地トレンドを加味した上で顧客の要望も取り入れた独自生地の開発を進めてきた。以前は水玉柄や無地など汎用性の高い生地が大半を占めたが、ジャカードやプリントで独自の柄を施した生地や、糸や後加工で差別化した生地の生産、販売が増えている。

 20春夏に向けてもこの流れを加速する。具体的には、表面感が際立つサッカー、天然調ポリエステル、レース・チュール、各種ジャカード、薄手の先染めチェック、各種プリント、デニム、ストレッチ関連、割繊糸使いのバリエーション――など。特に、薄手のポリエステル長繊維織物が主力の同社にあって「品番が増えてきている」と言う天然繊維使いの訴求に力を入れるとともに、キュプラ繊維や再生ポリエステル使いでサステイナブル(持続可能な)のニーズにも対応する。

 これら新作生地は、21、22日の「プレミアム・テキスタイル・ジャパン20春夏」を皮切りに、6月6、7日に名古屋、同13、14日に東京、同20、21日に大阪で開く個展で披露する。