中国・拉夏貝爾服飾/粉飾決算疑惑に揺れる

2019年05月22日(Wed曜日) 午後4時33分

 【上海支局】カジュアルレディース「La Chapelle」を展開する中国レディース上場企業最大手、上海拉夏貝爾服飾股フンが、粉飾決算疑惑に揺れている。赤字転落した2018年通年業績の有価証券報告書について、上海証券取引所が矛盾点を指摘。修正版を発表したものの、疑いは晴れず、地元メディアが粉飾の疑いを報じている。

 香港上場の同社は17年9月、上海証券取引所に上場。中国アパレルブランド初の“ダブル上場”を達成したが、翌年18年は1・6億元の赤字に転落した。

 同社は18年通年業績の有価証券報告書で「営業費用」「管理費用」「財務費用」がそれぞれ前年に比べ38・5%、29・5%、215・4%増えたと説明している。一方、18年はこれまでの拡大路線からリストラに転じ、店舗数が初の純減(179店純減で9269店)となった。

 リストラで「費用」が減るはずなのに、逆に増えたことを疑問視する報道が目立つ。18年売上高に占める費用の割合は59・3%で、15年45・6%、16年47・3%、17年49・4%よりも上回った。