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旭化成 ベンベルグ第一営業部/「ベンベルグ」で軽さなど訴求/印象を覆して需要生む

2019年05月23日(Thu曜日) 午前11時8分

 旭化成のベンベルグ第一営業部は、キュプラ繊維「ベンベルグ」が持つ特性の訴求を販売拡大につなげる。20春夏のアウター向けの販売では軽量感やイージーケア性を訴え、「重くて、取り扱いが難しいという印象を払拭(ふっしょく)」する。ベンベルグの新たな側面を顧客に伝えることで需要を生み出す。

 ベンベルグは「重いと思われることが多い」が、細繊度糸の展開が可能で、目付(1平方メートル当たり)100グラム以下の生地を作ることができる。透明感のある原糸とこれまでに培ってきた撚糸技術を駆使することで、軽量感だけでなく透け感のある生地の提案も可能にしている。

 イージーケア性については、洗濯収縮率や洗濯後の表面変化が少ないものを「手洗い可能」として訴求する。協力工場と連携して、ベンベルグ100%のサテン生地に藍染めを行うなど、製品染めや絞り染めも打ち出して、「洗える」ことを分かりやすく伝える。

 20春夏からは環境配慮型フィブリル加工(サンドウオッシュ加工)技術「ベルティーンエボ」の本格展開に入る。日本国内のほか、イタリアやトルコ、ポルトガルでもパートナー企業の選定を終えている。サステイナビリティー(持続可能性)に対応する加工技術として市場浸透に期待する。

 これらの生地や加工技術は今日23日まで東京都目黒区のザ・ガーデン・ルームで開催中の「2020春夏『ベンベルグ』アウター素材展示会」で展示している。軽さやイージーケア性を訴えるコーナーを設けているほか、産地企業が開発したこだわりの生地を五つのカテゴリーで並べている。