中国・繊維アパレル企業の18年業績(8)/製品OEM、機業・ニッター/OEMは収益回復も減収目立つ

2019年05月23日(Thu曜日) 午前11時21分

 製品OEM6社と機業、ニッター各1社の2018年通年業績は、OEMが収益力を回復する一方、半数が減益となった。機業、ニッターはともに減益だった。

 生地からの一貫でニット製品を手掛けるOEM世界最大手の申洲集団は、好調を維持した。売上高は前年に比べ15・8%増の209億5021万元で過去最高を更新。純利益は20・7%増の45億4049万元だった。ベトナムでの生地生産を中心に、生産能力の拡充に取り組んだことが奏功した。

 主な製品別売上高は、世界的なスポーツ市場の好調を反映し、スポーツが142億7564万元で18・5%増えた。カジュアルは51億6736万元で12・3%%増だった。

 市場別売上高は、中国が63億1241万元で30・3%増、その他が43万5308万元で16・3%増、米国が32万5273万元で39・1%増、日本が32億3600万元で3・4%増。半面、欧州は37億9598万元で5・8%減った。

 シルク素材の衣類や生地を生産する嘉欣絲綢は、売上高が14・7%多い31億8120万元、純利益が28・4%増の1億4351万元。生産と貿易の一貫体制を強化したことで、貿易総額が2億7900万元と過去最高を更新した。米中貿易摩擦の影響も受けず、米国向けも10%増やした。

 布帛・ニット製衣類を展開する柏堡龍は、純利益が1億9248万元で、5割弱も増えた。ODMを強化し、顧客開拓に注力したことが功を奏した。

 皮革衣類と生地の華斯は、純利益が1687万元で2倍以上に増える一方、売上高は5億137万元で2割強減った。大幅増益は不動産売買や政府の補助金によるもので、特別損益を除いた利益は5万元にとどまった。

 先染め織物メーカー最大手で、シャツ縫製も手掛ける魯泰紡織は、売上高が68億7906万元で7・3%増えたが、純利益は8億1153万元で3・5%減った。主な事業別売上高は、織物が6・5%増の49億2608万元、シャツ製品が0・1%増の12億8246万元。

 スポーツやカジュアルウエア向けの高級ニット生地とニット製品を手掛ける嘉麟傑紡織品は、売り上げが微減の8億7914万元、純利益は37・4%少ない1758万元だった。

(上海支局)