台湾の台元紡織/日本市場開拓に意欲/デニム中心、大手SPA実績も

2019年05月24日(Fri曜日) 午前11時36分

 台湾の紡織メーカー、台元紡織(台北市)は、日本市場でのさらなる売り上げ拡大に向けて意欲を見せている。

 同社は、紡績から製織、染色加工、さらには一部縫製までを行う。現在はデニムが売り上げの柱となっており、主な市場は米国と日本。日本では得意のストレッチデニムを中心に大手SPAのジーンズ素材として採用されているほか、セレクト系アパレルの商品での採用も増えてきているという。

 台湾の有力テキスタイルメーカーが一堂に会した「パンテキスタイルフェア東京2019」(紡拓会主催、4月開催)にも出展し、ジーンズを中心に自社開発商品をアピールし、好評を得た。

 同社は現在、台湾のほかベトナムと中国にデニム地を中心とする織布工場を持っている。特にベトナムでの生産強化を進めており、現状の月産100万ヤードを300万ヤードにまで拡大させる。日本向け商品も含め、ベトナムをはじめとする東南アジアでの縫製が増える中、ベトナム工場の増産により供給体制を改めて強化する。

 こうした生産能力の充実を足掛かりに、対日ビジネスの拡大に注力していく。現在、日本向けの売上高は約12億円だが、今後3年で20億円への拡大を目指す。