中国「アイヴィディック ステュディオ」/メンズの新市場ねらう/日本製生地で差別化

2019年05月27日(Mon曜日) 午前11時26分

 【上海支局】中国のメンズブランド「AIVIDIC STUDIO(アイヴィディック ステュディオ)」は、海外トレンドを意識したデザインと、日本やイタリア製の生地での差別化により、この1、2年立ち上がりつつある高感度の高級メンズ市場の開拓を狙っている。22日、上海久光百貨に上海1号店を開いた。華東地区の一、二級都市を中心に出店を続け、今後3年で80~100店体制を目指す。

 中国メンズ市場ではこれまで、ベターゾーンのカジュアルウエアと、フォーマルウエアを中心とした高級ブランドの二手に大きく分かれていたが、ここ数年ファッション性が高く、高品質な高級ゾーンの市場が伸び始めている。

 こうした中、高級レディースの「ICICLE(アイシクル)」や中高級のレディースカジュアルを手掛ける江南布衣などが、高級メンズブランドを相次いで投入している。

 アイヴィディック ステュディオは、この市場をターゲットに据え、昨年から出店を開始。南京、無錫、温州などで現在7店舗を運営している。同ブランドを展開する寧波合創億元品牌管理の李建春・ブランド総監は「今年中に30店舗体制にしたい」と話す。

 特徴の一つが、グローバルなトレンドを意識したデザインで、日中のファッション業界で長く活躍する日本人をブランド戦略顧問として採用している。

 素材でも差別化を図る。上海の日系生地商を通じ、天然素材を中心に日本製生地を積極採用している。