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特集 スクールユニフォーム(6)/学校基本調査から/生徒数の減少傾向変わらず

2019年05月29日(Wed曜日) 午後5時9分

 昨年12月に発表された文部科学省の2018年度「学校基本調査」(確定値)によれば、小学校、中学校とも在学者数の減少傾向は変わらず続いている。小学校、中学校ともに生徒数は過去最低を記録し、小学校数は2万校を下回るなど、回復の兆しはなかなか見えてこない。ここでは、統計資料を基にスクールユニフォーム市場を垣間見る。

〈小学校数2万校下回る/小・中学校ともに生徒数過去最低〉

 小学校の児童数は642万7867人で、前年度よりも2万791人減少した。うち、男子は328万8883人(前年度330万450人)、女子は313万8984人(同314万8208人)となっている。減少幅は2万791人(同3万4857人)で、小さくなってはいるが、依然として生徒数は減少傾向にある。

 小学校数は前年度よりも203校減の、1万9892校で、ついに2万校を下回った。

 私立は231校、国立は70校で、昨年と変わらず推移したが、公立の減少傾向が続いており、前年に比べ、203校減少の1万9591校となった。

 中学校の生徒数は325万1670人で、前年度よりも8万1664人減少した。年々、減少幅は広がっており、8万人台に突入した。うち、男子は166万2468人(前年度170万4156人)、女子は158万9202人(同162万9178人)となっている。

 中学校数は55校減の1万270校となった。国立は71校で前年と同数、私立は778校で、前年に比べて3校増えたが、公立が58校減少したことで全体の校数も減少となった。

 2020年、中学・高校に入学を予定する生徒数は、小学5年生(現小学6年生)と、高校に入学を予定する中学校2年生(現中学3年生)の児童数の総計から推察すると、今春の入学者数よりも約2万3800人減少する見込みだ。さらに21年に中学・高校に入学予定の生徒は20年に比べて約4万3200人減少することが見込まれる。

〈高校、生徒数減少幅広がる/特別支援学校は増加傾向〉

 高校(本科)の入学者数は、前年度より2万6631人減少の107万2925人で、前年度の減少幅9955人に比べて大幅な減少となった。うち男子が54万3229人(前年度55万5983人)、女子が52万9696人(同54万3573人)だった。

 生徒総数(定時制課程を含む)は前年度より4万4586人減の323万5661人となり、過去最低を更新した。うち男子は163万3989人(前年度165万5026人)、女子は160万1672人(同162万5221人)となっている。

 学校数は10校減少し、4897校だった。国立は前年と同数の15校、私立は2校増えて1323校だったが、公立は12校減の3559校で、減少傾向が続いている。

 中高一貫教育を行う高校は、併設型が前年度より12校増の490校、連携型が前年度より2校増の92校となった。中高一貫校は増加傾向にあり、併設型は10年前の220校に比べて2倍以上も増えている。中等教育学校は前年度と変わらず53校で、生徒数も前年度とほぼ同数だった。

 通信制課程は、独立校で前年度から3校増の110校、併置校は1校減の142校となった。

 特別支援学校は6校増の1141校になった。生徒数も前年度より1435人増加し、在学者数は14万3379人と年々数を伸ばしている。

〈制服が似合う有名人〉

 トンボは、高校生と先生1千人を対象に、インターネット調査で「制服が似合う有名人」の調査を行った。高校生が選ぶ「制服が似合う女性有名人」では、2年連続1位だった広瀬すずさんを抑え、永野芽郁さんが初の1位に輝いた。

 「制服が似合う男性有名人」では1位が菅田将暉さん、2位が山﨑賢人さんと、両氏が3年連続でトップ3入りした。

 先生にもアンケートを実施。女性有名人では1位が広瀬すずさん、2位が橋本環奈さん、男性有名人では1位が菅田将暉さん、2位が山﨑賢人さんと、高校生と近い感覚を持つことがうかがえた。

 アンケートはさまざまな世代、立場から制服に関する意識を探る「学生服に関する意識調査」の一環。