中国・繊維アパレル企業の18年業績(11)/産業資材/車両資材は減益目立つ

2019年05月29日(Wed曜日) 午後4時57分

 産業資材11社の2018年業績は、車両資材5社のうち、3社が減収となった。新車市場の減速を受け、ローカル完成車メーカーが生産調整に入った影響を受けた。車両資材以外は総じて堅調だった。

 フロアカーペットや内装地、シートベルトなどの車両資材と、アパレル貿易を手掛ける上海申達は、売上高が163億3101万元で前年に比べ46・8%増えた。一方、純利益は35・3%減の1億2521万元で、2年連続の減益だった。減益要因は財務費用の増加など。特別損益を除いた利益は、1899万元の赤字となった。

 車両資材の売上高は、107億845万元で2倍強に増加。うち傘下に収めた音響製品を手掛けるオーリア・ソリューションの売上高は、73億5800万元。一方、アパレルの輸出を中心とした貿易業務は5・5%減の52億2509万元だった。

 タイヤコード用ナイロン66糸とタイヤコードが主力の神馬実業は、純利益が6億4951万元で、約9・7倍に増えた。大幅増益は、販売量の拡大と値上げにより実現した。

 主な商品別売上高は、タイヤコードが7・2%増の21億553万元、タイヤコード用ナイロン66糸が37・0%増の17億6173万元、ナイロンチップが25・1%増の29億9813万元。

 車両用や衣類、雑貨用途のマイクロファイバーと人工皮革を生産する上海華峰超繊材料は、売上高が30億6513万元、純利益が2億9542万元で、それぞれ22・3%、18・5%増えた。マイクロファイバーの川下企業が在庫の補充に動いたことで、販売量が過去最高を更新した。

 国有自動車メーカー、東風汽車と韓国現代自動車グループの起亜自動車などによる合弁メーカーで、内装地や経編み地の繊維や完成車事業などを展開する江蘇悦達投資股は、純利益が8127万元で黒字転換した(17年は2億8125万元の赤字)。もっとも、金融資産の売却益などの特別利益を除いた損益は、4696万元の赤字だった。

 車両資材の昿逹科技は、2桁%での減収減益だった。新車市場の減速と競争激化の影響を受けた。

 ろ過布の三維絲環保は、4294万元の赤字に転落した。(上海支局)