上海之禾の「カルヴェン」/中国に3年で30~50店出店/日本など海外展開も計画

2019年06月05日(Wed曜日) 午前11時42分

 【上海支局】中国の高級レディース「ICICLE」を運営する上海之禾時尚実業〈集団〉は、昨年10月に買収した仏ブランド「カルヴェン」の店舗を、今後3年かけ中国で30~50店出店する。カルヴェンの買収に伴い、位置付けの似通っている高級ライン「ICICLEパリ」の単独出店はやめ、同ラインの商品は旗艦店や中規模店での取り扱いに絞る。カルヴェンの日本など海外への出店も計画する。

 同社は昨年10月、約660万ユーロでカルヴェンの商標権などの全ての無形資産と従業員、フランスの店舗(海外店舗含まず)を買収した。目的は、欧州市場へのスムーズな参入と、今年9月にICICLEの海外1号店を出店するフランスでの知名度向上、カルヴェンが擁するデザイナーなどの資産の取得にあった。

 カルヴェンの店舗は、今年3月までに海外店舗は全て閉鎖し、フランスの7店舗のみとなっている。今後3年間は中国とフランスで出店する予定で、「メインの中国では30~50店を出店する」と葉寿増CEOは話す。その後、日本などの海外にも進出する構えを見せる。

 上海之禾時尚実業〈集団〉は今年9月、海外1号店をパリに出店する。立地は、外国公館や美術館が集まり、「エルメス」などのブランドが本店を置く8区。