近藤紡績所/中国販売の強化へ/インテキ上海に初出展

2019年06月06日(Thu曜日) 午前11時30分

 近藤紡績所(名古屋市中区)は、9月25~27日に中国・上海で開催される生地・副資材の国際見本市「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス2019秋」に初出展する。「出展を機に日本からの輸出や青島での生産拠点による内販の拡大に結び付けたい」と考えている。

 これまで中国のローカル企業向けには編み立て・染色子会社の青島藤華紡織や、縫製子会社の青島近藤紡時装を通じて編み地や縫製品を内販しているが、一部にとどまる。「中国は繊維製品の大消費国であり、青島に拠点を持つ点も生かす」ことに加え、「日本では差別化糸や差別化生地は評価されるものの、価格面で折り合いがつかないことが多い。富裕層が育っている中国でどのような評価を得られるのか、感触を探りたい」として、同展への出展を決めた。

 インターテキスタイル上海には中国以外からの来場者も多いことから、その他国・地域への広がりも期待する。出展するのは来場者が多い国際館で、「メード・イン・ジャパンをうたう意味もある」ため、日本ファッション・ウィーク推進機構が組織する「ジャパン・パビリオン」に参加する。

 ブース構成や詳細な出展内容は未定ながら、「中国の富裕層に向けて、糸、生地にこだわったリラクシングウエアの縫製品や青島生産で評価されているベビーウエア向けの丸編み地などの出品を検討している」と言う。

 同社は2011年を「繊維元年」と位置付けて差別化糸の開発を強化している。差別化糸や差別化糸を使った生地を訴求するため、「ジャパン・ヤーン・フェア」や「ジャパン・クリエーション」などに出展。7月には「インテリアライフスタイル」にも出展する。