ごえんぼう

2019年06月07日(Fri曜日)

 ドイツの玄関口と称されるフランクフルト。人口約70万人の3分の1が外国人で、移民を含めると50%超がドイツ以外の出身者という▼昨今は移民排斥などを唱える右派が躍進する欧州諸国だが、日本人駐在員によると「フランクフルトは人種、宗教にかかわりなく、フェア」と言う。母国語ではない英語を共通言語として意志疎通を図り、最低限の決まりごとは守りながら、出身国の慣習や宗教などを尊重し共存している▼これは国の違いを超えて一つになる「グローバル」ではなく、違いがある国の人々が集い交流する「インターナショナル」というドイツの考えに基づく。「郷に入れば郷に従え」ではないということだろう。国籍だけでなく、個人も考え方やライフスタイルはさまざま▼その違いを認めて交流できれば世界はより良くなるのだが。2年振りのフランクフルトでビールを飲み過ぎ、柄にもないことを考えてしまった。