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豊島/サステ素材をブランド化/環境配慮型加工も

2019年06月07日(Fri曜日) 午前11時3分

 豊島は20春夏向けから、サステイナブル(持続可能な)素材群を「MY WILL(マイ・ウィル)」という企業ステートメントとして事業展開する。オーガニックコットン「オーガビッツ」をはじめ、綿や麻など天然素材の掛け合わせや環境に配慮した新しい加工法を提案する。SDGs(持続可能な開発目標)に即した動きも加速させる。

 コットンは、オーガビッツに加え、トルコ産オーガニックコットンを軸に据える。トルコ産については、イズミル地方の紡績工場「ウチャック」と日本国内販売の独占契約を交わした。ウチャックは自前の農場で綿栽培も行っているため、トレーサビリティー(追跡可能性)も万全だと言う。落ちわたも混紡製品に取り入れる。

 フレンチリネンは、麻の廃棄されていた部分を利用する。綿、「テンセル」リヨセル、ポリエステルとの混紡で、多様な製品への活用を提案する。原産地証明によりトレーサビリティーにも対応する。

 新機軸として打ち出すのが、製法から環境負荷低減にこだわった「サステイナブル・デニム」。レーザー加工やオゾンウオッシュを活用し、水の使用量を約85%も削減した。ステッチやファスナーテープには再生ポリエステルを使用。ストーンウオッシュで使う軽石も、オリーブの種を代用した。緯糸には、トルコ産オーガニックコットンの落ちわたを利用している。

 7日まで東京本社(千代田区)で開いている素材展示会のメインテーマも「ウィル」とし、素材開発からサステイナブルにこだわる企業姿勢をアピールした。