ごえんぼう

2019年06月10日(Mon曜日)

 「それさぁ、早く言ってよ~」というCMがあったが、金融庁が発表した「高齢社会における資産形成・管理」を読んで、そう思った方もいるのではないか▼年金だけでは老後の生活は賄えず、95歳まで生きる夫婦で2千万円の蓄えが必要らしい。現役世代には投資信託を推奨するなど高齢、退職前後、現役の各段階別に心構えを説いた。ありがたいご助言だが、金融商品の宣伝のようだ▼とりあえず資産2千万円目標となるが、子育て世代には大変な金額だ。住宅、教育費の捻出に頭を悩まし、預貯金どころではない。ましてや非正規雇用が4割という時代、退職金も当てにできない。財界トップは「終身雇用は守れない」と言うし、踏んだり蹴ったりだ▼地上配備型ミサイル迎撃イージスアショア2基6千億円、F35戦闘機100機で1兆円以上。その金を子育て、人材育成に投じれば未来に希望も湧くが、念頭にないのが悲しい。