繊維評価技術協議会/台北で機能性繊維試験と認証セミナー/APEC事業第3弾

2019年06月10日(Mon曜日) 午後3時41分

 【台北=角秋雄】繊維評価技術協議会(繊技協)は5、6の両日、機能性繊維の試験と認証に関するセミナーを台湾の台北市内で開いた。

 このセミナーは機能性加工繊維製品の試験法とその認証方法をアジア太平洋経済協力(APEC)域内に普及を目指すプロジェクトの一環で、昨年11月の米国ワシントン、今年2月のインドネシア・ジャカルタのセミナーに続く第3弾として開催した。

 スピーカー、講演者を含む参加者はこれまで最多の74人で、台湾や日本をはじめ、インドネシア、中国、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、ロシア、チリなど10カ国・地域に及んでいる。特に台湾からの参加は60人近くで、機能性繊維への関心の高さを示す。参加者は主に政府の基準関連省庁、繊維製品の研究機関、試験や規格認証団体で、台湾の合繊メーカー、繊維メーカーも多く参加した。

 セミナー初日は開会のあいさつのあと、近年の繊維貿易の傾向や台湾での機能性繊維の試験評価についてのスピーチで始まった。午後の講演では、クラボウ繊維事業部技術部技術部長付の勝圓進氏がラウンドロビンテストに使う試験サンプルの作成方法についてレクチャーした。続いて、ケケン試験認証センター試験課の西川翔子主任が抗菌性試験のラウンドロビンテストの方法について講演した。

 セミナー2日目は、ボーケン品質評価機構の川畑孝司係長が、消臭性試験のラウンドロビンテストの方法の講演の中で、テストに使う器具の説明と実演を行った。繊技協の須曽紀光参与は製品認証機関認定ISO/IEC17065や繊技協、SEKマークを紹介した。

 最後に今後行うラウンドロビンテストの詳細や11月予定の上海セミナーについて説明し、今回のセミナーを閉めくくった。