「アイシクル」の上海之禾/今年も2割超の増収 計画/18年売り上げは21億元強

2019年06月10日(Mon曜日) 午後3時57分

 【上海支局】中国で高級レディースウエア「ICICLE(アイシクル)」を運営する上海之禾時尚実業〈集団〉は、今年も前年に比べ2割超の増収を目指す。2018年は売り上げが2割以上伸び、年商は目標の21億元を超えた。既存店売上高も10%強増えた。

 今年のアパレル市況は景気低迷の影響を受け、芳しくないが、アイシクルは好調を維持している。葉寿増CEOは「ほとんどの店舗の売り上げが前年同期を上回っている」と話す。

 好調の背景には、消費の“昇級(アップグレード)”が進む中、それに積極的に対応していることがある。

 17年からリブランディングに取り組み、中国ブランドから国際ブランドへの飛躍に動き出した。17年に南京徳基広場、18年に上海世茂広場と北京・東方新天地に、それぞれ店舗面積千平方メートル、800平方メートル、930平方メートルの旗艦店を出店。商品の高級化も進める。

 18年末店舗数は266店(直営店85店、加盟店181店)で、30店純増だった。既存店の改装にも取り組み、5店舗を2倍以上の大きさに拡大。今年も一、二級都市の上位18都市に絞って出店していく。

 今後は「国内は安定成長を続けていく自信がある。チャレンジは海外だ」(葉CEO)と言う。今年9月に初の海外店をフランス・パリに出店する計画で、同店を海外展開の試金石と位置付ける。パリ店が軌道に乗った後、日本での出店も検討していく。