19年4月米国繊維品輸入量/伸び率5.7%へ加速/2次製品・雑品が寄与

2019年06月12日(Wed曜日) 午前11時21分

 米国商務省国際貿易局繊維・衣料品部(OTEXA)によれば、2019年4月の繊維品輸入量は52億4780万平方メートル換算(SME)で、前年同月比5・7%増えた。前月の2・7%より伸び率は加速した。

 うちアパレルは20億3750万SMEで、3・4%増加した。前月の5・5%増からは、やや鈍った。テキスタイル(非アパレル)は32億1020万SMEで7・2%増。0・9%増から加速した。テキスタイルの伸びをけん引したのは2次製品・雑品(ホームテキスタイル、かばん類など)で、前月の2・7%減から一転して13・2%増加した。対照的に糸は、16・8%増から1・9%減へ落ち込んだ。生地は2・3%増から1・0%増となって、伸び悩む。

 4月の輸入先上位10カ国の国別では、首位の中国が21億5430万SMEで、7・9%増加した。2位のインドは15・5%増加し、3位のベトナムは3・0%減少した。1~4月累計では、中国が前年同期比1・0%増とほぼ横ばいなのに対し、インドの16・6%増、ベトナムの11・9%増が目立つ。

 中国は、追加関税の影響に春節連休の影響が重なり、3月には前年同月比15・0%減と大きく落ち込んでいた。昨年は、春節連休の影響が4月に表れて19億9570万SMEへ11・2%も後退。今年4月の7・9%への伸び率拡大には、この季節要因と昨年の基数の低さが関わっているとみられる。17年4月の22億4710万SMEには届いていない。

 4月単月の中国からの品目別輸入量は明示されていないが、過去の速報値から試算すると、追加関税の対象となっている糸が前年同月比37・9%減、生地が8・6%減となる。半面、2次製品・雑品が19・5%増加し、アパレルも5・6%増えた。