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東レ 20春夏婦人服地/「シルック」シリーズ打ち出す/フェミニンな素材感強調

2019年06月13日(Thu曜日) 午後1時18分

 東レの婦人・紳士衣料事業部は婦人服地の20春夏で、フェミニンな流れを意識した商品ラインを充実させており、19秋冬商戦から注目され始めたという「シルック」シリーズを改めて打ち出すほか、麻調の商品群でもより繊細な表面感や光沢を強調した企画を増やし、紳士服地も合わせた全体で2桁%の拡販を目指す。

 東レの同事業部は18年度、暖冬の影響で秋冬向けの販売が前年並みにとどまったが、春夏向けを伸ばし、トータルで2桁%の増販を達成した。

 婦人服地では「リランチェ」に代表される麻調の商品群が引き続き好調だったほか、紳士服地ではスポーツとファッションの中間に位置する「イン・ビトゥイーン市場が盛り上がった」(石井慎二婦人・紳士衣料事業部長)こともあり、スーツやジャケット、パンツなどでストレッチ素材「プライムフレックス」が採用されるケースが相次いだと言う。

 20春夏に向けても、SPAやセレクトショップ系の顧客に対するアプローチを強化し、フェミニンな素材感を強調した素材群の販売を重点的に促進する。

 19秋冬商戦では、「シルック」シリーズのデシン、ジョーゼット、サテンといったベーシックな企画が引き合いを集めており、顧客からは数百反規模のオーダーが複数回に分けて舞い込んでいる。

 20春夏に向けては、「アクセントとしてフェミニンな素材を使うケースが増えてくるのでは」とみており、「シルック」シリーズを新素材を含めてさらに充実させる。先に開いた展示会では、ドレーピーな丸編みで提案した「シルック・シルデュー」が注目された。

 麻調人気も続行すると見通し、よりフェミニンな表面感、光沢感を持たせたリランチェやリランチェS2などの売り込みに力を入れる。

 紳士服地では、引き続きスポーツテイストを強調した素材群で企画を組み立てる。プライムフレックスの耐久性を伴うストレッチ性、ウオッシャブル、軽さ、シワになりにくいといった機能性もアピールし、SPAやセレクトショップが展開するセットアップアイテムに攻勢をかける。