メーカー別 繊維ニュース

東レ合繊クラスター/環境対応で統合ブランド/19年度は50万メートルの販売

2019年06月13日(Thu曜日) 午後1時31分

 東レ合繊クラスターは、環境配慮型テキスタイルの統合ブランド「シンセティック マジック」を立ち上げた。リサイクルや植物由来原料を用いた生地などを統合することで、サステイナビリティー(持続可能性)を重視する消費者への訴求力を高める。19年度は同ブランドの生地で50万メートルの販売を目指す。

 ブランドの対象となるのは、リサイクルや植物由来などの環境配慮型原料を使用した原糸・原綿からなる生地(重量比で50%以上が環境配慮型原料の原糸・原綿であることが条件)や非フッ素撥水(はっすい)をはじめとする環境低負荷な加工を使った生地。ストレッチ生地「ヴァーチャレックス」などが具体例。

 現状では、環境に優しい素材を使った衣料品を購入しても消費者の個人受益にはならないが、「北陸産地の思いを込めてブランドを設定した」と説明。「リサイクル繊維をはじめ環境に配慮した素材を使っても、柔らかな風合いや鮮やかな色合いが表現できることを訴えて販売拡大」を図る。

 国内での訴求のほか、世界市場へ提案する。同クラスターの環境配慮型生地の販売は、18年度は10万メートルだったが、統合ブランドが立ち上がる19年度は50万メートルに増やす計画で、そのうちの20万メートルが海外向けと予想。10年後には300万メートルへの育成を目指すが、海外市場での販売が200万メートルを占めるとみる。

 新ブランドは、今日13日まで東京都港区のスパイラルホールで開催中の第10回「東レ合繊クラスター総合展」でデビューした。総出展数約450点(このうち製品が約260点)の約10%が新ブランド。総合展はファッション、スポーツ、ユニフォーム、インテリア、トレンドの五つで構成し、麻調の「パリネ」や快適涼感の「クーリンゲット」などを並べている。