倉紡貿易〈上海〉/連携強化で内販拡大へ/1~5月は減収も利益確保

2019年06月17日(Mon曜日) 午前11時48分

 【上海支局】クラボウの現地法人、倉紡貿易〈上海〉は2019年1~5月、前年に比べ減収だったものの利益を確保した。日本のカジュアルブランド向けのパンツ地生産の落ち込みが減収の要因。内販は計画通りに推移した。今年後半は日本やタイのグループ会社との連携を強め、独自素材を共同開発し、内販と欧米向けの拡大を図っていく。

 主力の対日は、カジュアルブランド向けが縮小することから、通年でも減収を見込んでいる。

 一方の内販はクラボウの技術を用い、現地の取り組み先で生産する糸や生地を、百貨店を主要販路とするローカル高級レディースやデザイナーブランドに販売している。糸の表面が微小なパイルで覆われている高級セーター向け「マイクロパイル」糸などが、好評を得ている。

 朝日美伸総経理は「4月からの増値税率引き下げや原料価格の安定により、これまで高止まりしていた生地値が落ち着き、商売がやりやすくなっている」と話す。

 今年後半は、グループで共同開発する独自素材を武器に内販の拡大に取り組むとともに、欧米向けの新規取引先の開拓を図っていく。