台湾の繊維品輸出/1~3月は6%減/越向け紡績糸に一服感

2019年06月20日(Thu曜日) 午後4時23分

 【上海支局】紡拓会のまとめによると、台湾の2019年1~3月繊維品輸出額は、前年同期に比べ6%減の22・71億ドルだった。最大のベトナム向けは、昨年大きく伸びた紡績糸に一服感が見られる。

 品目別輸出額をみると、最大の生地は4%減の15・11億ドル、昨年好調だった紡績糸は一転8%減って3・72億ドル、繊維は17%減の1・64億ドル、衣類・アクセサリーは11%減の1・12億ドル。その他繊維品のみ1・12億ドルで6%増えた。

 仕向け地別上位5カ国・地域は、1位のベトナムが3%増の5・25億ドルだった。うち生地が5%増の4・16億ドル。昨年27%増と大幅に伸びた紡績糸は、0・56億ドルで7%の伸びにとどまった。

 ここ数年、同国で縫製工場に加え、織布工場などの川中が充実してきたことで紡績糸の好調が続いていたが、それが一服した可能性もある。

 2位の中国大陸は3・76億ドルで、16%減と落ち込みが目立つ。うち生地は12%減の2・29億ドル、紡績糸は23%減の1・09億ドル。米中貿易戦争の影響で、中国からASEAN地域に産地がシフトしている影響を受けたとみられる。

 米国向けは1・58億ドルで1%増えたが、インドネシア、香港向けは前年同期を下回った。