インドネシア/中国の製靴工場移転も/米中貿易戦争で

2019年06月20日(Thu曜日) 午後4時25分

 インドネシア製靴業協会(Aprisindo)は、米国が先に発表した、中国製品に対する輸入関税の引き上げ対象に履物も含まれていることから、中国の製靴業者がインドネシアに工場移転を検討する可能性が高いとみている。対米輸出は現在中国がトップだが、米中貿易戦争の影響で、続くベトナムやインドネシアにチャンスが巡ってくるとの見解だ。14日付「インベストール・デーリー」が伝えた。

 Aprisindoのフィルマン常務理事は「関税の引き上げにより中国産靴の対米輸出が減少すれば、米国はインドネシアからの輸入を増やす可能性がある」と発言。中国製品への輸入関税が高くなるほど、インドネシアの製靴業界に利益をもたらすとの見方を示した。

 Aprisindoは今年、目標輸出額を前年比10%増の56億ドルに設定。対米輸出2位のベトナムに追い付くには、向こう5年は10%程度の成長率を維持し、輸出額を現在の2倍に引き上げる必要があるとしている。

 中央統計局によると、昨年の皮革製品・履物の成長率は9・42%。国内総生産(GDP)成長率の5・17%を大きく上回った。〔NNA〕