パリメンズで注目の台湾デザイナー/「アンガス・ジャン」に続け

2019年06月25日(Tue曜日) 午後1時23分

 6月23日に閉幕したファッションイベント「パリ・メンズ・ファッション・ウィーク」で、中国や台湾のデザイナーが意欲的なショーを行っている。アジアでは日本、韓国勢が先行する形でパリメンズに参加してきたが、近年は中華系デザイナーの充実ぶりが目立つ。

 上海や台北のファッション団体・組織が若手デザイナーの育成に積極的で、その成果が表れつつある。中国や台湾は、長らくアパレル商材のOEMでビジネス規模を拡大させてきたが、ファッションデザインというソフトコンテンツへの転換を図っており、今後も世界各国で若手デザイナーの発信に注力すると考えられる。

 20日にパリでショーを行った「アンガス・ジャン」もその一人で、台湾の伝統文化やタウンカルチャーを現代的に表現した。デザイナーのアンガス・ジャン氏は、台湾実践大学の服装デザイン学科を卒業後、ロンドン、パリなどでショーを開催してブランド知名度を高めている。

 有力ファッションコンテスト「LVMHプライズ」の2017年度セミファイナルに選出された実績もある。今季は1970~90年代の台湾ポップミュージックを背景に、パステルカラーと光沢感のあるアイテムにまとめた。

 ショー後は、ショールームでの商談、メディア対応を現地で実施し、欧州の取引先は徐々に増えてきたと言う。台湾のテキスタイルを使用し、縫製も台湾で行うなど、ファッション産業との関わりも深い。