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特集 アパレル総合19秋冬(2)/アパレル総合19秋冬~企画&トレンド~レディース編① 〈スコットランドらしさを/ルック「スキャパ」〉

2019年06月25日(Tue曜日) 午後5時3分

 ルックの「スキャパ」は19秋冬のテーマを「ハイランド・フライング~ハイランドツイードに身を包んで」とした。スコットランドの伝統的なチェックとツイードを自由にミックスする。アースカラーをベースに、ニューレッド、イエローロータスをキーカラーにする。

 好調なスカートはニットやアウターとのコーディネートを充実させる。7月にドレス見えするブラウスとスカートを投入。ニットは素材、ゲージ、編み柄にバリエーションを持って展開し、特にハイゲージのラインアップを広げる。ジャケットも秋のライトジャケットから冬のアウタージャケットまで拡充。コートはダウン、アンゴラをベースに新しい素材や機能を加え、デザイン、レングス、価格に幅を持たせて展開する。スコットランドメーカーとのコラボも行う。

 増税前の9月は特殊生地バランサーキュラーのジャケット、羽織り物などを展開。10月はショート丈ダウンコートとファー付ロングを。価格を抑えたジャケットとコートの中間的ウールコートも投入、フェアで集客も図る。

〈ラマリアシリーズ拡大/三陽商会「エポカ」〉

 三陽商会の「エポカ」は19秋冬向けに、70年代の華やかさ、輝きに加え、快適性を融合させた提案を行う。強みのニットの「ラマリア」シリーズも拡大する。

 ラマリアシリーズは、厳選された糸による美しいシルエットと着心地の良さが魅力。ロングドレスをはじめ、プルオーバー、スカートなどもそろえ、フルコーディネート。レーシーなインナー、レギンスとのレイヤードスタイルも打ち出し、エレガントな中にもモダンな要素を加味する。

 サステイナブルな要素を取り入れたニットのニューライン「ラマリアインカーサ」も投入する。スペインメーカーが開発した再生ウールと国内メーカーのウールをブレンド、環境への配慮と着心地にこだわった。モダンでありながら、普遍性を追求したベーシック、スローファッションの提案で、価格も抑えている。

 デーリーカジュアルウエアは、汎用性のある奇麗めな商品軸へシフトした。オケージョン対応ラインも設ける。ニットで2万9千~5万9千円の価格帯。

〈シーズンブリッジを志向/オンワード樫山「23区」〉

 暖冬や長い秋など気候要因が市場を左右する。オンワード樫山の「23区」は秋と冬、冬と春をつなぐ“シーズンブリッジアイテム”に着目し、特に中間アイテムの軽量化にこだわる。

 ニットの差別化ではベーシックの中で、意匠性のあるもの、コートインで着映えのするものを提案。「20%カシミヤ混ニットを量で仕掛ける」考えだ。5品番4万着の計画で、無地、ボーダー、編み地の変化を駆使。価格は据え置きにした。

 「通勤のワンピースが伸びている」と、ジャケットを着なくても、きちんと感があり、着心地の良いジャージーやニットのワンピースも投入する。

 ニットパンツとプルオーバーの組み合わせでは、綿ウール素材でさらっとした素材感を出して、シーズンブリッジ。軽いアウターでは、世界に2台しかない低速編み機によるジャージーも展開する。

 12月から販売するノーカラーのリバーコートは、春っぽい色で、春先まで着用できる。

 セットアップではポリエステルレーヨンの2重織りのシーズンレス商品もある。

〈クラス感のあるスタイル/フランドル「スーペリアクローゼット」〉

 フランドルの新業態「スーペリアクローゼット」は19秋冬のテーマを「クラシックハック」とし、トラディショナルな英国プレッピーや70年代をミックスしたクラス感のあるブルジョアスタイルを提案する。

 アウターでは8月末から3重織りの非ウールコートを3万9千円で販売するほか、9月末から定番のカシミヤ100%コート(9万8千円)を投入。11月からストール付きウールコートを打ち出す。

 8、9月は「ホールガーメント」のニットを展開。キュプラ・アクリル・ウールで毛玉になりにくく、快適性も備える。10月以降は冬カラーのストール風ニットなども提案する。

 テーラードジャケットは、ウエストマークとボクシーシルエットが共存、ワンピースやセットアップはクラシック素材で刷新する。人気のボー・タイのシャツやワンピース、プリーツスカートも展開する。新ブランドとして「イネディット」もデビュー。エグゼクティブキャリア向けで、通勤着だけでなく、レセプション、会食などにもセットアップで対応する。

〈モードの原点に回帰/イトキン「ミッシェルクラン」〉

 イトキンの「ミッシェルクラン」の19秋冬テーマは、「グッドスタイル」。過度な自己主張をそぎ落とし、モードの原点に回帰した。フレンチエレガンスで、ほどよく肩の力が抜けリラックスした心地良さもある。

 ディテールにはボー・タイテクニックを入れ、チェックはクラシック柄で表現。素材面ではフェイクスエードを使用し、ニットのセットアップ、プリーツスカートなども展開する。

 9月はフェイクスエードのセットアップ、袖にプリーツの入ったブラウスとスカートの組み合わせも。ストレッチ性があり、ストレスを感じないジャケットも提案する。10月は「ホールガーメント」のニット、アウターではダブルフェースのコート、ショート丈のストレッチダウン、裏がキルティングのボアジャケットなどを打ち出す。10月後半からは袖の付け方に工夫して動きがストレスフリーなコートなどを投入する。

 「エムケーミッシェルクラン」は前半にカラーを多色展開。チュニックにパンツのレイヤードスタイルなどを提案する。