台湾・繊維の光隆/宜蘭県で既製服のR&Dセンター着工

2019年07月03日(Wed曜日) 午後5時17分

 繊維メーカーの光隆実業は6月26日、宜蘭県で新たな既製服の研究開発(R&D)センター建設に着工した。2020年末から業務を開始する予定で、投資額は2億1千万台湾ドル。同センターでは約100人を雇用する見通し。6月26日付「経済日報」が伝えた。

 光隆実業の主要事業は既製服、ダウンジャケット、羽毛品や寝具などの家庭用繊維製品の製造。このうち既製服事業は近年好調で、今年に入ってからは売上高全体の43%を占める。今年中に新たに4~5社のアパレルブランドから受注を獲得するとみられ、同事業の通年の売上高は1千万ドルに上る見通し。光隆実業は今回の投資を機に同事業のさらなる拡大を図る。

 光隆実業の詹賀博董事長は新規受注の獲得が好調な理由について、「当社の主な生産拠点はベトナムにあり、米中貿易摩擦を回避できる」と説明。今後も引き続き中国以外への投資を加速する意向で、インドネシアやカンボジアにも新工場を建設する可能性を示唆した。

 詹董事長はこのほか、近くプラスチック材料を使ったダウンジャケットを製造する新生産ラインを設置する計画も明らかにした。同生産ラインは日系アパレルブランドと共同で開発。羽毛価格が17年以降高止まりしているため、羽毛製品に比べ高い粗利率が見込めるとしている。〔NNA〕