香港・レジーナ/米向け輸出のベトナム移管急ぐ

2019年07月08日(Mon曜日) 午後3時18分

 香港の下着メーカー、維珍ジ国際(レジーナ・ミラクル・インターナショナル)は、米中貿易摩擦による関税コスト増加の影響を回避するため、米国向け輸出製品の生産を中国本土からベトナムへの移管を計画する。6月26日付「香港経済日報」が伝えた。

 米国向けに輸出する大部分の製品の生産移管を9月に行う見通し。米国が中国からの輸入品約3千億ドル分を対象とする第4弾の制裁関税を発動した場合は、この移管計画を加速させるとしている。同社の米国向け輸出は売り上げ全体の58%を占める。

 同社が25日発表した2019年3月期本決算の報告書によると、3月末時点でベトナムの従業員数は約3万人。ベトナムの既存3工場の生産能力は売上高全体の約6割を占め、前年の4割から拡大した。この比率は20年3月期にはさらに拡大する見通し。

 ベトナム第4、第5工場はそれぞれ今年の6月と9月に生産を開始する。

 さらに北部フンイエン省で最新技術を備えた工場が20年下半期(7~12月)に稼働する。

〈19年決算は18%増益〉

 レジーナの19年3月期本決算は、純利益が前年比17・6%増の2億8240万香港ドルだった。売上高は6・7%増の62億6330万香港ドル。

 部門別の売上高は、主力製品のブラジャーなど下着関連が3・1%増の48億7460万香港ドルとなり、全体の77・8%を占めた。このほか機能性スポーツ製品は39・5%増と高い伸びを示した。

〔NNA〕