シルクの中国中絲集団/保利集団の傘下に/国有企業再編の一環

2019年07月16日(Tue曜日) 午後4時58分

 【上海支局】国有資産監督管理委員会はこのほど、中央企業(中央政府の管理監督を受ける企業)の中国中絲集団が、保利集団の傘下に入ると発表した。中絲集団は中央企業ではなくなる。国有企業再編の一環で、今回の再編で中央企業は96社になる。

 中絲集団は、シルクを主業とする唯一の中央企業だった。前身は1946年上海で設立した中国蚕絲公司で、現在もシルク生地の貿易では最大規模。近年はシルク事業の基礎の上、化学工業の物流や不動産などの領域にも力を入れていた。

 保利集団は92年に設立した大型中央企業。貿易、不動産、軽工業、文化、金融などが事業領域で、総資産は1兆元を超える。2017年に中国軽工集団と中国工芸〈集団〉を傘下に収めた。

 中国政府は15年から国有再編を加速している。16年には、国有繊維企業の中紡集団(チャイナテックス)が、中国最大の国有食料商社、中糧集団に吸収合併された。