チャイナナウ/上海美錦体育 総経理 周 力 氏/「ミズノ」の中国内販を加速

2019年07月18日(Thu曜日) 午後4時18分

 上海美錦体育は今年1月、ミズノから中国での「ミズノ」ブランドの販売権を取得した。地場企業ならではの小売りの知見と製品開発力を生かし、中国内販を加速していく。総経理の周力氏に、ミズノブランドの内販の勝算や今後の戦略を聞いた。(上海支局)

  ――貴社は昨年末に設立しました。設立の目的は。

 ミズノブランドの中国内販を展開することです。メインの出資者は、ミズノブランドの代理商オーナーで、地場スポーツ大手の動向集団も一部出資しています。

 今年1月、ミズノからランニング、サッカー、インドアスポーツ、ライフスタイル商品の販売権を取得しました。今後は、これらの分野で、ミズノの企画品と当社の独自企画品を展開していきます。

  ――ミズノはこれまで、現地法人を通じた内販を手掛けてきました。

 ミズノブランドは中国でも長い歴史があります。専門性が高く、品質が良い日本を代表するブランドと認知されています。一方、近年はブランドの成熟化による顧客の年齢上昇や、中国で市場が拡大しているライフスタイル商品が足りないなどの課題がありました。

 そのため、当社では中国の若者のニーズに対応するライフスタイル商品を充実させ、新しい市場を開拓していきます。6月末に開いた20春夏展では、機能性素材を使ったアウターなどの独自企画品が好評を得ました。

  ――ミズノが得意とするアスリート向けでは何に注力しますか。

 中国ではマラソンがブームです。ランニングシューズが有望とみています。

  ――動向集団とはどのような関係になりますか。

 独自開発品の生産を委託します。マーケットなどについての情報交換もしていきます。

  ――販路は。

 ミズノから既存店116店(直営店83店、加盟店33店)を引き継ぎました。これらを核に運営していきます。

  ――今後の目標は。

 アパレルからシューズ、バッグ、用品まで手掛ける総合スポーツブランドとして成長し、中国スポーツ市場でトップレベルのポジションを狙います。