ベトナム・ビッグC/繊維仕入れ一時停止、騒動に

2019年07月18日(Thu曜日) 午後4時21分

 大型スーパー「ビッグC」などを展開するタイ流通大手セントラル・グループのベトナム法人が2日、同国での繊維製品の仕入れを一時停止すると発表し、翌3日に供給業者が抗議に押し掛ける騒動に発展した。早期の取引再開を表明することで事態は収束した。5日付地元各紙が伝えた。

 ベトナム法人セントラル・グループ・ベトナムは、衣料品や服飾品など「ソフトライン」製品の発注を停止すると同国のサプライヤーに伝えた。供給業者の間ではタイ製品の販売を増やすとの不安が広がり、ホーチミン市のデモ活動では「セントラル・グループは非倫理的だ」との声が上がった。

 セントラルは4日、発注の停止はあくまで一時的なもので、2週間以内に正常化させると表明。仕入れの一時停止は新ブランドの立ち上げ準備など組織再編に伴うもので、ベトナムの繊維業界は最重要パートナーだと強調した。ベトナムから他国への輸出も増やしていく方針だ。

 ベトナムのビッグCの店舗数は34店。2021年までには、13店舗の拡張・改装に3千万㌦を投じる。現在、約4千社から製品を調達しており、このうち繊維関連は200社となる。〔NNA〕