中国アパレル・トップに聞く 次の一手(8)/仕庫〈上海〉商貿発展 総経理 楊 国聡 氏/ストリート系メンズの先駆者

2019年08月02日(Fri曜日) 午後3時39分

 仕庫〈上海〉商貿発展の「ピアーヴェ37」は、国内外のストリート系メンズブランドを集めたセレクトショップ。ストリート系の先駆者で、店舗を順調に拡大している。楊国聡総経理に、これまでの歩みや今後の計画を聞いた。

(上海支局)

  ――中国ではここ数年、若者の間でストリートファッションが人気です。

 われわれが「ピアーヴェ37」の出店を始めた2016年ごろから、ストリートファッションが認知され、着る人が増えています。

  ――ピアーヴェ37は、国内外のストリート系メンズブランドを集めたショップですね。

 オリジナルブランドと、国内外のデザイナーブランドを取り扱っています。取扱量の比率は半々です。

 ピアーヴェ37を始めた動機は、国内で育ち始めた優秀なデザイナーの発表の場を作りたいというものでした。店舗では現在、無名の国内デザイナーを積極的に取り扱う一方、海外ブランドは「モスキーノ」「ケンゾー」などの著名ブランドを販売しています。

  ――現在の店舗数は。

 40店弱です。うち6割が直営です。

  ――この3年間の運営は。

 堅調に推移しています。毎年売り上げを伸ばしており、18年売上高は1億元弱でした。

  ――堅調の要因は。

 セレクトショップという業態が良かったと思います。豊富なブランドをそろえ、幅広い来店客のニーズに応えています。そのため、お客の年齢層は10代から40代と幅広い。先ほどお話したように、ストリートファッションがちょうど広がるタイミングだったことも幸運でした。

  ――売り上げが好調な都市は。

 売り上げが最大の店舗は、貴陽市(貴州省)の大型店(400平方メートル)です。アウトレット店は上海青浦の店が好調です。

  ――日本の生地の採用は。

 日本企業の生地はブランドの立ち上げから現在まで継続して採用しています。品質とサービスが良く、安心感があります。

  ――今後の計画は。

 ストリートファッションは、中国ではまだ歴史が浅い。そのため、ライバルも含め、一緒になって盛り上げていくことが大事と思います。

 当社は現在、主要都市の主だった商業施設への直営店出店に注力していますが、2年後から加盟店をメインに出店し、3年後に200店体制にする計画です。

 来年か再来年には、価格が割安なサブブランドを立ち上げ、三、四級都市の市場開拓にも乗り出します。(おわり)