南通帝人/生産量確保を最優先/市況減速の影響にらみ

2019年08月05日(Mon曜日) 午後5時0分

 【上海支局】帝人フロンティアグループで、ポリエステル長繊維の製織、染色加工を主力に手掛ける南通帝人は今年後半、市況減速の影響拡大に備え、生産量確保に最優先で取り組む。得意の秋冬素材だけでなく、春夏素材などの新規開拓も進める。

 中国のアパレル市況は減速感が強まっているが、同社への影響は今のところ軽微。「メインのスポーツ向けは減っていない。今年は効率的な生産により納期対応もできており、ここまでは順調」と三森啓章総経理は話す。

 前期(2019年3月期)は、過去最高益を4期連続で更新した。「市況の減速の影響で商況が厳しくなっていく」(三森総経理)ため、今期は予断を許さない。

 そのため、量の確保に最優先で取り組んでいく。得意とする秋冬素材だけでなく、春夏素材や産業資材向けの開拓にも取り組む。好調なスポーツブランドに加え、「カジュアル向けもQRを強め、オーダーを取っていく」と言う。

 生産のQRだけでなく、問題発生時のQRにも力を入れる。そのために、IT活用、自動化をさらに進めていく。